平成24年度 文部科学省 東日本大震災からの復興を担う専門人材育成支援事業
「被災地を中心とするEV車等の普及加速に対応した整備人材育成」

事業概要

東日本大震災の被災地では、ハイブリッド自動車や電気自動車等の次世代自動車を中心とした再生可能エネルギー等に関する研究開発が盛んに行われている。また、ハイブリッド自動車や電気自動車のバッテリを家庭用電源として利用可能にするシステムが発表された。このシステムは災害時の予備電源としても利用できるため、被災地を中心に、今後一層、次世代自動車の普及に加速がかかると考えられる。一方、次世代自動車に対応した整備士の養成に関しては、1級自動車整備士養成校で対応した教育が行われてはいるが、次々と新しい技術が実用化されていくことを考慮すると、対応が難しくなってくることが予想される。そこで、本事業では、次世代自動車に最適化された1級自動車整備士の養成カリキュラムを構築した。また、中核部分の教材の開発も行った。開発した教育プログラムから中核部分を抽出し、福島県郡山市に所在する専門学校国際情報工科大学校の自動車整備士養成課程に通う専門学校生を対象に実証講座を行い、その有効性や妥当性を検証した。さらに、福島県内はもとより、被災地を中心とした全国の自動車整備士養成校や業界団体等に事業成果を普及させ、次世代自動車の整備人材の育成に努めた。

学校法人九州総合学院 九州工科自動車専門学校
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